■ 東西東西 ■

カテゴリ南柯の一睡 1/5

「陽炎」 (@『甲賀忍法帖』)

『甲賀忍法帖』の小噺。原作幕開け前、甲賀弦之介と朧の婚約直後の話。陽炎開眼。自信満々の「わたしひとりで伊賀の男たちすべて~~」発言から、もしや実験済み!?と思った結果がこの有り様(笑)。忍法帖シリーズの全くノ一中でもTOP3に入るくらい陽炎が好きです。女としての、くノ一としてのプライドの高さがとても魅力的。「朧の血で、わたしに朧の名を消させて」──行動理念のすべてがこの言葉に集約される情念の塊っぷりが最...

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「犬田小文吾」 (@『忍法八犬伝』)

『忍法八犬伝』の小噺。原作幕開けより三年半前の話。意外とロマンチストな犬田小文吾(大文吾)と、親友をカモる気満々の犬塚信乃(小信乃)。険悪だったり無関心だったりなポンコツ八犬士の中で唯一、「仲良し」と明言されてるこの二人。作中で一度も絡みが無いので、どんな交友関係だったのかめっちゃ気になります。二人共、武家の子息とは思えない言葉遣いですが、プライベートで「~~でござる」とか喋る倅達は想像つかなくて...

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「鞠姫」 (@『自来也忍法帖』)

『自来也忍法帖』の小噺。原作の「おあずけちんちん」(なんちゅう章題だ…)の最後あたりの話。上野城で鞠姫と徳川(藤堂)石五郎と甲賀蟇丸がくり広げる、安定のスラップスティック。『自来也』はこの三人のやり取りがとにかく面白すぎです。熟練のトリオコントの仕上がり(笑)。作中一の男前だと思う蟇丸も良いキャラですが、勝ち気でキュートながら素は結構えげつない(「馬鹿のくせに生意気である」とか)鞠姫が、聖女の多い...

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